Diversion

俳優13年⇒学童の先生2年⇒現在飲食業サラリーマン。珈琲豆焙煎人でもある宇高海渡のユルかったり熱かったりするblogです。記事の内容は随時添削する事が多いので、あなたが訪れた2.3日後には少しずつ変化しているかもしれません。ご了承下さい

変遷

どうも、海渡です。

 

このブログを始めて丸2年が経とうとしています。

 

アクセス数はジミーっと(←)伸びていて、もうすぐ15000アクセスを超えようとしています。

 

私は文才のある方ではないし、読み応えのある文章を定期的に書くモチベーションが高くもないので、それでいてこのアクセス数というのは、どれだけ人に恵まれているし、私は怠惰なのであろうか、とも思うのであります。真面目か。

 

引き続き、気まぐれ俳優/学童の先生としての不定期blogとして、お付き合い頂きたいと思います。

 

さて、先日、YouTubeチャンネル【Place in Our Haert Channel】(ぴおちゃんねる)

https://www.youtube.com/channel/UCPGwhhkigLUrCYYM2X-tyGg

に提供する新作朗読を収録していたのですが。

 

収録を終えて、自身の表現を振り返っている時ふと気付いたんです。

 

これは完全なる思い違い、かも知れないのですが。

以前の自分の表現に比べると、「情感」の値が増している気がするのです。

 

情感、というのは言語化するのが難しいのですが、出来るだけシンプルに書くと、「出来事、事象に対する内的な感情の重さ、大きさ」の事です。

 

平たく書くと、「表現力が鋭く、重くなった」ような気がする。

 

では、なぜそうなったのか?というと。これまた色々な背景を理由づけられるのですが、特にコロナによる影響と、学童という場所で働いている事からの影響が大きいですね。

 

学童という人が集まる性質の場所である以上、コロナだけでなくウィルス関連への予防対策は徹底して行う必要があるし、国や県、市の方針とも連携する為、臨機応変な対応が求められます。

というのがまず第一の前提としてあって。

 

学童施設という場所は、ほんとに沢山の「事件」が起きます。

 

最近では夏休みに入った35〜40名の子供たちを一日中面倒見ているのですが、宿題のチェック、子供たちの遊び相手、各イベントの準備、習い事への送り出し、大量のおやつの準備、保護者への対応、事務作業に加えて、梅雨明けからの急な猛暑を受けて熱中症気味でダウンする人の介抱など、千手観音レベルのマルチタスクを求められる現場です。

 

そんな中、子供たちの諍いの仲裁に入る事もしばしば。そのほとんどが遊びや軽口、悪態が白熱し過ぎてケンカに発展した、というケースなのですが。

 

その度に「事実整理」と「自分と他者の感情を俯瞰する」作業が入るのですね。

 

マルチタスクで動いている余裕のない自分という第二の前提。

感情的に叱りそうになる自分を冷静に観察し、言葉、態度を選ぶ。

子供たちの態度や言葉から状況を把握し、「なぜ起こったか」「どうすれば諍いを避けられたかor解決できたか」を、相手の心を汲みながら対話する。

 

そんな自分を俯瞰してみると、最早日常的に濃度が高めの「即興演劇」をやっている、と感じるのですね。

 

4月からの4ヶ月間で、「相手にとって良い時間をつくる」「相手に伝わる、分かる言葉でやりとりをする」(相手は小学生ですが)という日々を過ごす中で、表現力が鍛えられているのかもしれません。

 

あと、子供たちの言葉が「シンプルで、力強い」からというのもあるかも知れません。

 

軽い挨拶として、「うんち」「ちんこ」なんて言うくらいですからね(笑)

 

毎日そんな言葉のシャワーを浴びていると、無意識にそういった言葉の持つ力、影響を受けて

、自分が表現する言葉も力強く、ダイレクトに伝わりやすいものに変わりつつあるのかも知れません。

 

子供たちに教えることより、教わることが多いというのは本当だなぁと感じます。

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では、また。