Diversion

俳優13年⇒学童の先生2年⇒現在飲食業サラリーマン。珈琲豆焙煎人でもある宇高海渡のユルかったり熱かったりするblogです。記事の内容は随時添削する事が多いので、あなたが訪れた2.3日後には少しずつ変化しているかもしれません。ご了承下さい

大阪二泊三日の旅

どぅも、かいとです。

 

今回大阪旅を決行したのは二つの目的がありまして。

 

一つは、福島三部作を観劇するため。

も一つは、小学生からの親友と呼んでも良いであろう、Sとの再会のため。

 

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まず、福島三部作は演出家、谷賢一さん率いるDULL COLORED POP (以下、ダルカラ)http://www.dcpop.org という劇団の公演ですが、客演に古河さんに椎名さんという、新国立劇場演劇研修修了生も出演していたこと、何より福島について、あの事故について、6時間の時間をかけてどんなドラマを展開するのか、これは観るっきゃないなと。

 

結論から先に言えば、私はこの作品を通して、演劇という装置、空間の使い方、人間同士の交流の可能性は本当に無限大だと感じるばかり。演出も俳優達のエネルギーも、全てが素晴らしい仕事でした。この日を機に、ダルカラファンになりました(笑)

3.11について、あの日の前後に起きたあらゆる日本の政治のあり方や、人間の業の深さ、原発関連の事件や事故、被災者、被害者の方の運命、あらゆる言葉達を3年間費やしリサーチして、さらにそれをまさにポップに、非常なる皮肉を混じえながらも切り込んでいく谷さんの心意気を感じた。

また俳優たちは、その心意気をより観客にパワフルかつ繊細に届ける為、リスクを取り続ける在り方を選んでいた。それは私にとって、演出のされ方、演劇のジャンルが違えどもシーンを、観客の共感を成立させられることの証明でもあった。

 

日本人である私たちは、決して無関心では居られない。

目を背けることは簡単、でも避けられない。

向き合っていく勇気を、少しずつ出していく。

 

まだまだ私の中で「語られたい言葉」はあるが、これだけにしておきます。

 

福島三部作を観劇した後はすぐ京都に移動して、小学生からの親友とも呼べるSに会いに行った。

Sは、両親の仕事の都合で一時的に愛媛にある祖母に預けられていた時期があった。

その時期に同窓で私と出会い、今でも時々こうして思い出したように連絡を取りあう。

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今回は、前回から6年ぶり。

6年のうちに、お互いの人生にあったドラマを語らう。

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彼は、昔から料理人としての夢を語っていた。

イタリアンや焼き鳥など、様々なジャンルの職場に身を置き、今はラーメン屋を開業する夢を持っている。

飲食業界という、これからの時代には修羅の道を進む彼が、成功する為に日々精進している話は本当に面白い。

 

お互い30代、男盛りの時代に突入し、ここからどんな道を歩んでいきたいか。どう散っていくかも語った。

 

色々な節目というものが人間にはあるが、私にとって彼との再会はまたその一つである。夜中3時まで、眠気まなこを擦りながら語らいは続いた。

 

次はまた5年後くらいか。それとももっと先か。いづれにせよ、お互いまた元気に、成長した姿で再会する事を誓った。

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来年結婚する恋人がいるらしく、節約のために漫画喫茶に泊まるS(笑)エライ!

 

私も、頑張らなくては。では、また。