【運び屋・グリーンブックを鑑賞して繋がった事】
どぅも、海渡です。
最近見た映画。【運び屋】と【グリーンブック】。
「クリント・イーストウッド」「トム・ハンクス」「アンソニー・ホプキンス」は、俳優としての心の師であり、目標であります。
二つの映画を通じて、最近考えている事と繋がる事をさらに考えていて。
「時間は有限で、金より価値ある財産であり、自分以外の誰かに簡単に渡すべきものではない」
(いつでもスマホばかり気にしていて、目の前の人や物、環境に目を向ける意識が抜け落ちている。ある種スマホの奴隷。)
という事柄と。
「効率的・コスパ・断捨離・スマート化・生産性という言葉が絶大な支持を得ており、今後も更にその勢いは増していく一方で。
人間・人間同士の関係は「効率的」ではなく、複雑かつ有機的に出来ている。
むしろ非生産的・非効率なものである事は変わらないし、変えられない。
各々が時間を掛けて(投資して)、歩み寄り、育む必要がある。
(故に、子どもたちへの教育をより洗練させるという事=効率化・何らかの結果、成果を前提とした仕組み化(子ども本人の性質、特徴に合わせてでなく、他者との差異を感じさせる取組み方)に直接的に結びつけるのは、実はとても危うい考えである。
数字、評価ばかりの物差しで他人の価値を計る、他者へのさもしい、卑しい関わり方を覚え、捨てられなくなる人を醸成する原因となる。)
なぜなら人間には感情があり、個々の遺伝子・記憶・性質があり、生物だからである。
その【当たり前のような事】が理解出来ない、あるいは理解しようとせず、さらに深刻化した場合、無視したり、目を背けようとする。
それにより、個人的考えや思想を強固にするばかりで、自責・他責の怒りや哀しみの念に惑う人が未来には更に激増するだろう」
という、やや悲観的な推論も。
だからこそ、マインドフルネスだったり、自己啓発系のセミナーやら本やらがバカみたいに売れるんだろう。
イーストウッドの映画は「前時代的」に見えるが、実は今最も必要な「人間たちがついぞ忘れがちな、普段から大切にしておいた方が良いもの」を思い起こしたり、考え直したりする機会をくれます。
やや説教くさいシーンもあるけれど、ご愛嬌で(笑)
グリーンブックは実話に基づいたお話だそうで。価値観・アイデンティティーの全く違う2人の旅路。「多様性」という言葉が孕む暴力性(多数・少数派は分断・差別を無くす為に、理解を深めるべきである)について、非常にモヤモヤさせられた。
先人が築いた歴史・文化は非常に強力な呪縛の鎖のように、私達のアイデンティティを形成する過程(生活)に組み込まれていて、それを変化させるのにどれ程意識的な学習、実践、修練が必要かを痛感する。
本日はここまで。
↓過去の朗読作品のリンク
「桜と最後の嘘」(13:04)
「母さんのふり」(07:18)
「親父からのタスキ」(10:47)
最近頑張って更新してるYouTubeちゃんねる。
https://youtube.com/user/udaka1216kaito
良かったらご視聴、channel登録、高評価よろしくお願いします。
では、また。