鍬田さんモノローグ道場 2日目、3日目
自身の不甲斐なさに打ちのめされ、上手くいかんな〜ともどかしいながらも、とても有意義な時間を過ごした3日でした。やはり、クソ忙しいスケジュールに捻じ込めて良かったと思う。
簡単に振り返りを書いていく。
今回鍬田さんのクラスでは学ぶ内容と併せて、「素晴らしい仕事をする俳優たりうるには、どのように有るべし」という事を教えてくれた。
普段、演劇やクリエイティブな仕事をしている人、その中でも素晴らしい仕事をする方達は、普段何をしてるの?どう生きてるの?舞台なら舞台に立つ以外の時間の使い方は何を?
「能力発揮する為の選択」とは、を具体的な例を挙げながら。
クラスの内容としては、ムーヴメント、ムーヴメントからモノローグ、PGを使ってトライ。その時その時で、かおるさんはズバリ指摘してくれる。そのどれもが具体的で、「変えれば変わる」為のスーパーヒント。それを出来うる限り活かして実感を伴って役として「喋る」作業をひたすら行う。
頂いたヒント達は、ほぼ戯曲を読むとはどういう事なのかに主軸が置かれた。
でもそれは、モノローグを読むのはもちろん、「当事者として役を生きる」ことの基礎となる部分。無意識だったり、知らないとはいえ、今まで「戯曲を読むとはこういうことだ」「それを台詞に活かすとはこういうことだ」と思っていたものが瓦解する。むしろ「今まで俺(私)は何をしてたんだ?」とがっかりしてしまうような。努力しても結果出なきゃ意味がないし、がっかりしたって仕方ないんだけども!とにかく間違った練習しないで「防いで」やれ!と(笑)
クラスで頂いたアドバイスの一つ一つは「素晴らしい俳優」として存在する為の重要なヒントであり、「お客さんにとっての有意義な時間」を提供できる人になる為には、避けては通れない道筋だと理解。
早速、身体が感覚を覚えている内に今日のステージで「今の私ならこれは使えるだろう」という感覚を使いながら舞台の上で喋る。
すると、今までに無い鮮度の言動が役として出来ていたし、お客さん(子ども達)の集中も、以前の公演にも増して高まっていた。
速効性ありすぎやろ、かおるさんのクラス(笑)日本全国の俳優は受ければ良いと思う、本気で。
今使えるもの、そうでないもの、をはっきり認識して、どちらも「特化」していきたい。偏った役しか演じられない俳優人生に終止符を打つ。もう決めたからにはやるしかない。
また、忍耐強くコツコツと、修練を重ねていく。
あらためて、この仕事を選んで良かったとも感じさせて頂きました。心から感謝です。
明日は新潟でお仕事。良い仕事にする。