こどもは素直
どうも、海渡です。
先日、西遊記を公演した学校様から、子どもたちの感想文が送られて来ました。
中には男の子自身の家出のエピソードなんかも赤裸々に綴られており、心がほっこり。
全てのメッセージを読み通して、「ああ、この仕事に関われて本当に良かったなあ。」と。素直に感じました。
子ども達は、時に残酷と感じさせられるほど素直です。
この公演は私が半トランスに入っていた時のもの。孫悟空として最大限生きた瞬間を見た子ども達には、その姿が孫悟空「そのもの」として受け取ってもらえた。それを実現出来たんだな、とあらためて確信しました。
将来、演劇に関わりたいと感じてくれた子どもたちもいたようで、とても幸せです。
演劇は、舞台は、俳優は、決して卑しい、怪しいものではありません。
日本における舞台芸術に対する評価や価値は、まだまだ低すぎるように感じるのです。
それどころか、人に物語を通していろいろなことを教えてくれる、素晴らしい装置であり、職業です。
ま、表現者として高みを目指すということは、そう簡単ではないので。其れ相応の覚悟や、続ける意志の強さは必要だけども。
少なくとも私は、俳優として今までの人生を歩めて、最高にハッピーです。これからもずっと、俳優として生きて、命を散らせたいです。後何年生きられるかわかりませんが、これを天命と思い、辛い時も苦しい時も、精進しようと思います。
今回、孫悟空、アラジン、ジーニーという役を与えて頂き、約一年の間、子ども達、先生、保護者の方を相手に公演をしてきたことは、私にとって最高の財産です。
これからも、さらに高みを目指して。ラスト2回のアラジン公演と、次の仕事の準備に取り掛かります。